女性をターゲットとした飲食店メニューの
盛り付けを工夫!SNSのシェア数をアップさせよう

現在、SNSを利用した来店客の良い口コミを広げることは、飲食店にとって新規客の創出・集客を行うために重要な要素となっています。特に女性客は、SNSを利用して料理の写真をシェアすることに積極的なので、女性客に興味を持ってもらえる料理を提供することが、口コミを広げるための大きなポイントとなります。

口コミを広げるための魅力的な料理

口コミサイトやSNSが普及している現代において、飲食店にとって良い口コミが広がることは、集客の増加につながるようになっています。そして、新たに獲得したお客様が、お店の魅力を感じることでリピーターとなり、さらに再び良い口コミを行う優良客となることもあるのです。

現在、口コミが広く拡散されるのは、来店客が利用しているSNSを経由したものだと考えられます。特に、SNS上に投稿される料理の写真は、見た人に強く印象づけられる口コミとなります。そのため、集客につなげるためには、SNS上に投稿したいと思わせ、閲覧した人が実際に食べてみたいと思う料理を提供することが、飲食店に求められているのです。

ただし、SNSでシェアされる料理は、飲食店が特に力を入れているものになるので、多くがメイン料理です。しかし、飽きられないようにメイン料理を頻繁にメニューへ加えていくことは難しく、メイン料理だけでSNSのシェアを増やすことには限界があります。また、SNSへの投稿を積極的に行う人は、そのメイン料理をシェアしてしまったら、別のお店に同じように投稿できる料理を求めて行ってしまうかもしれません。

そこで、メイン料理だけではなく、サイドメニューやドリンクなどにも工夫を凝らしてシェアされる料理を増やしてみるのはいかがでしょうか。それにより、来店する目的となる料理が増え、リピーターでも違った内容の口コミを作れるようになります。そして、それらを見た新規客の来店機会創出は、リピーター獲得への第一歩です。

ただし、サイドメニューやドリンクについても、頻繁にメニューを加えることや利用している食材を切り替えることは、コスト面から難しい面があります。そこで、今あるメニューの盛り付け方に工夫をするといった方法で、魅力を増す方法を考えてみましょう。盛り付け方1つで同じ材料を用いていても魅力的な料理に変わります。

サイドメニューも盛り付け方でシェアされる料理に!

メイン料理と同様に、シェアされることが多いデザートについては、利用している材料や盛り付け方に気を使っている飲食店も多く見られます。デザートと同じように、お通しやサラダ、一品物についても盛り付け方に工夫をすることで、SNSにシェアされるような料理にしていきましょう。SNSで料理をシェアすることが多い女性がよく注文するサラダについては、特にこの取り組みの効果が期待できる料理です。野菜が持つさまざまな自然の色彩が食欲をそそり、なおかつおしゃれでフォトジェニックを意識した盛り付けが可能です。これまで利用してきた食材のままでアレンジすることができる点からも、取り組みやすいのではないでしょうか。

料理を魅力的に見せるためには、「切り方」「お皿への盛り付け方」の2点を、気をつけていきます。切り方については、「飾り切り」を取り入れるのがポイントです。「飾り切り」は野菜やフルーツなどで、花やハート、動物といった形を作るための切り方になります。凝った形に切るには技術が必要になりますが、初心者でも少し練習すればできるアレンジもあります。

また、飾り切りの他にも食材の形を生かして組み合わせる方法を利用すれば、手軽に食材の見た目を変え、おしゃれにすることが可能です。例えば、中が空洞の野菜を半分に切り、それを縦にスライスしたものを2つ組み合わせることでハート型にすることができる、というような方法です。また、包丁ではなくピーラーを利用してスライスすることで、野菜に動きを持たせる形で盛り付けるという方法も手軽に行える手法の1つとなります。ゴマやつまようじで目を作って、動物に見立てたりしても、可愛いもの好きの女性の受けを狙えます。

このように、サラダやお通しなども見栄えが良い料理に変えることができます。

お皿への盛り付け方については、「高さ」「余白」「彩り」を意識すると良いでしょう。「高さ」は、お皿に盛り付ける際に上へ上へと盛って行くことで、作ることができます。立体感を出すことで料理にボリューム感がでるため、おしゃれで美味しそうに見える盛り付けのテクニックです。

また、お皿に盛り付ける際に「余白」を作ることも、見た目に影響を及ぼします。計算された「余白」は高級感を与える効果があります。サイドメニューであっても、ただの付け合せではなく1つの料理として認識してもらえる料理に変わります。

そして、「彩り」については野菜やフルーツ、ソースやドレッシングの色を盛り付けに活かすことがポイントです。お通しやサラダなどを、ただお皿に乗せて提供するだけでなく、差し色になる食材をワンポイントとして入れていくことで華やかさを出すといった方法です。

あえて鮮やかな色を混合して盛り付け、カラフルな印象に仕上げることもできます。また、食材に合わせて、盛るお皿の色や形に工夫をすることで、料理が映えるよう工夫するのもよいでしょう。料理と同系色のお皿を利用することでインパクトを出してみる、反対色のお皿を利用することで、料理を際立たせて見せるといった方法もあります。

同じように、ドリンクを提供する際もグラスの形や色にこだわってみましょう。グラスもさまざまな形や色の物が現在流通しています。お店の雰囲気にあった物を選びながら飲み物の種類に合わせて使い分けてみるのも良いでしょう。ドリンクにお花や飾り切りされたフルーツを添えたり、ドリンクの色を鮮やかなものにしたりと、写真に残したいと思える見た目の工夫を加えましょう。

このように、食材の調理方法や盛り付け方に工夫をすることでサイドメニューやデザート、ドリンクなどもメイン料理と同様に、来店客の目を引き、SNSなどを利用して写真が投稿されるようになる可能性が高まります。また、リピーターにとっても来店の度に目を楽しませてくれる料理や、ドリンクができることで来店頻度があがることや写真を投稿することへのモチベーションにつながります。


まとめ

メイン料理だけではなく、サイドメニューにも魅力を感じてもらえるような調理方法や盛り付け方を行うことによって、リピーターの獲得が期待できます。何度も来店してもらえるからこそ気付く盛り付け方の変化などが提供できれば、口コミやSNSへの投稿をしてもらう機会もつくることができます。変化に敏感で、SNSも積極的に利用する女性向けをターゲットに、おしゃれでオリジナリティー溢れる盛り付けを始めてみてはいかがでしょうか。

2017/12/19時点