ブロッコリーを茎まで使いこなす

野菜は未利用部にこそ価値あり。
食感を活かして、
ブロッコリーの茎も
おいしくいただきましょう!

ブロッコリーの意外な魅力

  • ブロッコリーの茎、食べずに捨ててしまっていませんか?
    茎は全体の重量の約半分を占めるため、捨ててしまうと全体の半分を捨てていることになります。
    味もおいしく、噛み応えのある食感も魅力で、捨てるにはもったいない食材です。
    茎も丸ごと使った主食や副菜を作ってみましょう!

  • 東京家政大学栄養学科教授
    峯木眞知子先生

  • ブロッコリーは茎まで丸ごと食べましょう

    ~学生と一緒にレシピを考案してくれた
    東京家政大学 峯木先生より~

    ブロッコリーの茎は、太い部分だけでも全体の重量の30%を占めます。食感は、アスパラガスやタケノコなどに近いしゃきしゃきとした食感があり、香りも薄く、使いやすい食材です。細い茎も、やわらかい場合は使用できるので、捨てる量をさらに減らすことができます。
    ブロッコリーはほのかな緑色も美しいので、料理が映えます。
    今回は、電子レンジや蒸し調理を用い栄養の損失が少ないレシピにしています。是非ご利用ください。

ブロッコリーの魅力

★ 調理の違いによる栄養素の変化

栄養豊富と言われているブロッコリーですが、調理方法によって、栄養素の量が大きく変わります。
例えば、ビタミンCの量を見ると、「ゆで」は「生」の約4割程に減少しますが、「電子レンジ調理」や「焼き」では「生」と同程度のビタミンCが保たれます。調理方法を工夫して、効率よく栄養を摂取しましょう。

※出典:日本食品標準成分表2020年版(八訂)より改変

★ 茎は歯応えの良い食材

同じ重量のブロッコリーのつぼみと茎を比べると、茎はつぼみの約1.5倍多く噛むことが分かりました。
茎は食感もよく、「ブロッコリーの茎で!かんたんナムル」のような副菜にもピッタリです。

家庭系食品ロスと過剰除去

家庭系食品ロスの内訳は食べ残し、直接廃棄(消費期限切れや賞味期限切れにより、食事として使用・提供せずにそのまま廃棄)、過剰除去の順となっています。

過剰除去は「食べられる部分まで過剰に除去して廃棄している」ことを指します。普段は捨てている芯や外葉もちょっとした工夫でおいしく食べることができます。

家庭からできる食品ロス削減に取り組んでみましょう!

※出典:農林水産省及び環境省「平成29年度推計」
※出典:政府広報オンライン 暮らしに役立つ情報 もったいない!食べられるのに捨てられる「食品ロス」を減らそう」

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