里いもの選び方

里いもを簡単に選ぶには

まずは皮に注目。皮が乾燥し過ぎていなく、しっとりと湿っているものが新鮮である目安です。さらに皮のしま模様がくっきり見えていて、固いものを選ぶようにしましょう。また、泥が付いたまま売られているもののほうが風味が良いようです。表面の土を洗ってあるものは、品質の低下が早く、風味が落ちている場合があるので泥付きの方がおすすめです。


里いもの仲間たち

里いもは、種からではなく大きな親芋を中心に子芋、孫芋と増えていくのが特徴です。おもに子芋や孫芋を食べる種類と親芋を食べる種類、さらに子芋と親芋を食べる種類に分かれています。

土垂(どだれ) 一年中一般的に出回っている子芋を食べる種類。ぬめりが強く煮くずれしにくいのが特徴です。ねっとりとしてやわらかい昔ながらの味わい。煮物やおでん、汁物などによく使われます。
石川いも 球状の子芋。早生で8月-9月が旬。小ぶりで味わい深く粘りが多いのが特徴です。皮ごとゆでて塩などをつけて食べるきぬかつぎに使われることが多いです。
京いも 親芋を食べる種類。たけのこ芋とも呼ばれています。きめ細かな肉質で煮くずれしにくく煮物に向いています。
八つ頭 子芋も親芋もおいしく食べられる品種でおせち料理によく使われます。煮物向きでぬめりが少なく、ほくほくした食感が特徴です。
海老いも 子芋も親芋もおいしく食べられる品種で京野菜として有名です。きめが細かく煮くずれしにくいため、煮物のほか、揚げだしや汁物によく使われます。

里いもを使ったレシピ


秋の食材