親として考える未来の食卓と、野菜嫌いなうちの子どものこと

親と​して​考える​未来の​食卓と、​野菜嫌いなうちの​子ど​もの​こと

綿貫智香さん第3回

キユーピーの驚くべき卵大好きぶりがわかった第2回に引き続き、最終回はGREEN KEWPIEのプロジェクトリーダー・綿貫智香さんと、ナビゲーター・前田有紀さんの願う未来の食卓、そしてサステナブルに暮らすことをテーマに話をしていただきました。同じ二人の子どもを育てる母としての立場からの願いも。

※この記事はVoicyの対談の要約です。発言の意味を変えないように配慮して、一部省略・集約をしています。詳しくはVoicyの「 みんなにうれしいGREEN KEWPIEチャンネル 」をお聴きください。

綿貫智香

綿貫智香

わたぬきちか

GREEN KEWPIEプロジェクト プロジェクトリーダー

東京水産大(現東京海洋大)大学院修了。2002年キユーピー入社。分析や研究分野を中心にキャリアを歩む。2023年7月より現職。静岡県伊豆の国市出身。

うちの​子は​なぜ野菜を​食べてくれないの?と​いう​母の​悩み

今と変わらない笑顔の食卓が未来も続いていけばと願う綿貫さん。ナビゲーターの前田さんも同じく二人の息子さんを育てるお母さんでもあり、話は次第に子どもたちにいかに野菜を食べさせるかという話になりました。

前田: 綿貫さんも二人の男の子のお母さんだとうことで、私も二人の男の子がいるので先輩ママさんだなと思いました。本当にやんちゃで悩みも尽きないんですけど、綿貫さんのお子さんの方が少し年齢が上なので落ち着いてきていると聞いて、私もあとちょっとなので頑張ろうという気持ちになりました。前回のお話で印象的だったのが、将来に渡って卵料理を楽しむ食文化を残したいとおっしゃっていたことだったんですね。綿貫さんが思い描いている未来の食卓ってどんなものでしょうか?

綿貫: 今と変わらない笑顔の食卓を未来にも残したいと思っています。創意工夫のもと生まれたプラントベースフードが当たり前に並ぶようになるのかもしれません。日本には元々豆腐やがんもどきのような植物性の原料から生まれた食品がたくさんあって、それが自然と食生活に溶け込んでいますよね。未来の食卓でも毎日続けられるおいしさがあり、手に取りやすい価格でプラントベースフードを楽しむというサステナブルな食卓になっているんじゃないかと思います。

前田: 日本にはもともとプラントベースの食材がたくさんあるので、これからどんどん暮らしの中に溶け込んでいくかもしれないですよね。
未来は特別なものではないんですよね。私も今と変わらない笑顔の食卓が続いていけばいいなと思っているのですが、うちの子どもたちは本当に野菜が苦手でぜんぜん食べないんです。小さく刻んで料理に入れてもきれいに残して朝出ていくので(笑)、どうしたもんかなぁと思っているんですけど、綿貫さんのお家ではいかがでしたか?

綿貫: 上の子が特に野菜嫌いで、サラダは食べてくれません。困っていて本当にいつも苦労しています。

前田: どんな工夫をされていますか?

綿貫: 細かく刻むというのはダメな時も多いんですけど、好きな料理に入れてしまうと食べられたりするので、サラダは食べられなくてもそれでいいかと思うことにしています。

前田: こっそり忍び込ませるという技を使ってらっしゃるんですね。一緒に作ったりするのも大事なのかなと思ったんですけど。

綿貫: 実はサラダも自分で作ると少し食べてくれたりするんですよ。そういった体験が大事なのかなって思ってます。

綿貫智香

子どもの好きな料理に入れると食べてくれます

前田有紀

うちの子はなかなか手強くて…

前田: うちの子もなかなか手強くて、作るのは一緒にやるんですけど、野菜は嫌いなので食べなかったりするんですよ。なので、その一歩前が大事なのかも?と思って、最近は休日に一緒に野菜を買いに行くんですよ。「野菜を選んで。それで料理を作るから」と言うと、自分で選んだ野菜だし、ちょっとずつ食べてくれるかなって。まだまだ試行錯誤の連続です。

綿貫: すごく分かります。うちは食卓に料理が並んだ時に「〇〇くんが作った△△です」みたいな発表をすることがあって。そうすると食べなきゃというプレッシャーが本人に生まれるんですよね。

前田: 発表形式いいですね!トライしてみます。改めて、小さい頃に食べていたものが大人になった時に無くなってしまっていたら、とても寂しいことだなと思うので、やっぱり未来の食卓を、私たちが日々を紡ぎながらも続けていきたいなぁというのがあるので、野菜もやっぱり食べて欲しいなと思います。

綿貫: 自分が好きなものだったらなおさら未来に残したいと絶対思うだろうなと思うんです。今、子ども達は野菜がちょっと苦手でも、食の嗜好って年齢とともに変わっていくと思います。一番大切なのは、地球の恵みを大切にいただくということじゃないでしょうか。それこそサステナブルな食を学ぶということですよね。うちの子どもは小学生なんですけど、学校でサステナブルについて学んでいるらしくて、何かしていると「お母さんそれは地球環境に良くないよ!」って注意されることもあるんです。

前田: へぇー。お子さんの方が勉強していて詳しかったりするところもあるんですかね。

綿貫: はい。食品ロスについてもよく勉強をしていて、「お母さん、これ賞味期限切れそうだから先にこっち食べよう」と言われることもあって驚きます。

前田: なるべく(子どもも)台所に来てもらうことで、そういったことにも気づきやすくなったり、食に対する考え方も育まれていくのかもしれないですね。

“サステナブルに​暮らす”は​決して​難しい​ことじゃない

笑顔の食卓を未来に残すためにも、日々を紡ぐことを大切にしていきたいと語り合ったお二人。そのためにも実践していきたいのがサステナブルな暮らし。果たして現在の日本でサステナブルな暮らしは可能なのでしょうか?

前田: 私は今鎌倉に住んでいるんですが、8年前に引っ越してきてだいぶ暮らしも慣れてきたところがあります。最初に驚いたのはこの街では海や山が近いということもあって、ゴミに対するきちんとした意識を持っていらっしゃる方がいるなという気づきがあったんです。そもそも鎌倉市では燃えるごみは有料なんですね。東京から引っ越して来たので、なんて大変なんだろうって思いながら、最初は燃えるゴミを捨てていたんですけど、周りを見回すとコンポストを持っているお家が多くて、生ごみをお家で処理できるようにしてたんですね。市の助成金もあったりして、すごく取り入れやすいというのもあるんですけど、うちも2年前からコンポストを庭に置くようになって、生ごみはごみに出すのではなくて、土に還すという考え方に変わっていきました。

綿貫: 素敵ですね。

前田: 子どもたちにとってすごく良くて、ただ袋に入れてどこかに運ばれて燃やしてしまうのではなくて、自分の家の庭で食べたものが土に還っていくのを見るんですね。土遊びがとても好きなので、コンポストをスコップでかき混ぜたり大好きでよくやっているんです。いろんな虫が登場したり、少し前にかき混ぜたものが消えてなくなって土になっていたり、そんな体験ができるというのが、コンポストを設置してよかったなと思うところです。

綿貫: 男の子だし虫も大好きだから、すごくいいですね。

前田: あともう一つ、鎌倉の特徴が地産地消の長い歴史があるというところなんですが、駅のすぐそばにレンバイ(鎌倉市農協連即売所)というファーマーズマーケットがあるんですね。そこで私も私のママ友もよく買い物をするんですけど、鎌倉市内で作られた野菜で、その日の朝採れたてのものが並んでいるんです。子どもたちを連れて一緒に買い物をするのもすごく勉強になるなと思っています。

綿貫: 新鮮な野菜が食べられるんですね。

前田: スーパーでは冬にも夏野菜が手に入ったりしますが、夏にレンバイに行くと、本当にきゅうりとトマトとなすしか売っていないみたいな感じなんですよ。なので、今の旬の野菜はこれなんだと私が学べるというのも、面白いなぁって思っています。綿貫さんは普段は野菜はどのように取り入れていますか?

綿貫: そうですね、やっぱり旬の野菜が一番おいしくて安いので取り入れています。野菜はいろんなお料理に活用できるのが特徴なので、同じ野菜が毎日続いても色々と楽しめますよね。

前田: ご自身の地域でも探してみると、その土地や近いところで作られた野菜は絶対あると思うので、そういうものを選んでいくことも地産地消につながっていいかもしれませんね。

前田有紀

鎌倉のレンバイでは旬の野菜が多くあります

綿貫智香

旬の野菜はおいしくて安い!

ポーランドの​クレープが​懐かしいのは​なぜ?

ゲストのためにGREEN KEWPIEを使った料理を食べていただく「みんなにうれしいGREEN KEWPIEレシピ」のコーナー。綿貫さんへの3皿目はデザートです。「HOBOTAMA 加熱用液卵風」を使った素朴なクレープは、子どものころお母さんが作ってくれたクレープのような懐かしい味でした。

前田: 綿貫さんへの3皿目はデザートにしました! 甘いものはお好きですか?

綿貫: はい、大好きです!

前田: 召し上がっていただくのは『ポーランドのクレープが懐かしいのはなぜ?』です。
素朴なクレープにパイナップルのソースをかけました。前田家で採れたローズマリーを添えています。クレープの生地に「HOBOTAMA 加熱用液卵風」を使ったレシピになります。お料理だけでなくデザートにも使えるんですね。

綿貫: そうなんです。「HOBOTAMA 加熱用液卵風」は加熱すると卵と同じように固まると言う特徴があるので、卵代わりにいろんなお料理に使えるんです。

前田: さっそく食べてみましょう。パイナップルのソースの上に、ローズマリーがのっていて、ちょっとおしゃれなデザートという感じです。

綿貫: ゴロゴロとパイナップルが、すごく甘酸っぱくて、クレープにとても合ってますね。

前田: パイナップルの甘い雰囲気とローズマリーの香りも意外な組み合わせなんですけどすごく合っているなと思いました。

綿貫: 本当にベストマッチですね。

前田: この料理はポーランドのナレシニキという伝統的なクレープなんです。私も今回初めて知ったんですが、金曜日の定番メニューなんだそうです。

綿貫: 金曜日?

前田: 敬虔なクリスチャンの多いポーランドでは金曜日は肉を食べない風習があって、肉以外の料理を食べることが多いからという理由もあるそうです。

綿貫: そうなんですねぇ。

前田: 今回生地に「HOBOTAMA 加熱用液卵風」が使われていますが、その他どんなデザートに使えますか?

綿貫: おすすめしたいのはプリンです。卵といえばプリンですよね。HOBOTAMAでもプリンを作れるようにというのは商品化する当初からのこだわりでした。それ以外にもカスタードクリームも作れますし、蒸しパンに入れていただくと本当に卵のような風味を感じられて、不思議な気持ちになります。

前田: 蒸しパンいいアイデアですね!色味もきれいなので。

綿貫: 実は卵を使わなくても作れるお菓子っていっぱいあるんですね。クッキーもパンも卵を入れなくても作ることはできるんですけど、でもHOBOTAMAを入れると、卵を使ったように色味もきれいでふんわりしたり、しっとりしたり、コクが出たりして本当においしいお菓子になりますよ。

前田: 私も子どものころは母がよくクレープを焼いてくれたんですね。私も子どもにクレープを焼くんですが、最近は忙しくて子どもたちにクレープを焼いてあげられなかったんですけど、「HOBOTAMA 加熱用液卵風」はすごい使いやすいですし、卵のストックがない時も解凍すればすぐ使えてとても便利なので、今度作ってあげたいなと思います。

綿貫: ぜひやってみてください!今回改めてGREEN KEWPIEということを考えていた時に、何より一番うれしいことは、家族とか仲のいい友人とか、いろんな人がみんなでおいしいと言いながら食べること。あと、作ったものは全部食べてもらうこと。それがやっぱりうれしいなって思いました。

綿貫智香

みんなでおいしいと言いながら食べるのがうれしい!

前田有紀

今度子どもにHOBOTAMAでクレープ作ってみます!

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前田有紀
ナビゲーター/前田有紀
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